hCGと妊娠検査薬

hCGと妊娠検査薬

hCGとは妊娠を維持しようとするホルモンのことです。このは、受精卵が着床すると尿中に出てきます。このhCGを鋭敏にかんじて短い時間で妊娠しているかについて検査する薬のことを妊娠検査薬とよんでいます。妊娠検査薬の感度は尿1L中にhCGが50IU(国際単位)あった場合には判定窓に赤紫などのラインが出てくるのです。そのため検査結果は陽性となりますから妊娠の可能性があるということになります。

 

hCGは受精卵が着床して間もないころからだんだんと増え始めてき、1週間ほどすればかなり増えてきます。妊娠検査薬は、このホルモンをキャッチして反応するのですが、妊娠検査薬は予定生理日頃には陽性結果になるように作られています。生理予定日とは生理周期が順調な場合には妊娠4週目です。そして、生理周期が不規則な場合は前回の周期を基準にして予定日を求めることになります。

 

妊娠検査薬の説明書には安全をみて「生理予定日のおよそ1週間後くらいから検査することができる」というように、書かれています。しかし、妊娠をしたとしてもhCGの出方が少ない場合もあります。そのため、妊娠検査薬の判定が陽性にならない場合もあります。このような場合にはさらに1週間後に再検査をおこなうか、または医師に相談してみましょう。