妊娠の通常検査薬

通常検査薬はhCGへの反応下限値が50mIU/mLに設定されています。そして順調に増加していけば、着床から5日くらいでこの水準に達していきます。そのため、排卵の14±2日後あたりから陽性反応が検出できるようになります。このように考えられていますが個人差を考慮していることやhCGの増加速度が標準よりも遅い人も拾い漏れないよう余裕を見てり、次のような時期を使用の目安としています。

 

まずは、推定排卵日もしくは性交日の3週間後以降となっています。ほかにも生理予定日である排卵の約2週間後からさらに1週間たった後です。早期検査と同じようにあくまで普段の生理周期から推測した時期に排卵が行われたことを前提とした基準日となていますので、陰性でも検査日の3週間前以降にも性交があった場合には、その性交による妊娠の可能性を否定することはできません。

 

陰性で、かつ予定日を超えても月経がこなかったということは、少なくとも排卵は普段どおりの時期にはまだ行われていなかったと推察されるためで。日本で市販されている一般的な妊娠検査薬は、蓋のついたスティック状の形をしておりスティックには丸や四角の穴が開いています。その場所に検査時間の終了を示すラインや陽性反応のラインが浮かび上がるようになっています。