妊娠検査薬の陽性反応が薄い場合には?

妊娠検査薬の陽性反応が薄い場合もあると思います。女性は妊娠をすると受精卵からhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)というホルモンが分泌されます。妊娠検査薬はこのホルモンが尿中にあるかどうかを検査するといったものです。市販されている妊娠検査薬と医療機関で使われてる妊娠検査薬は基本的に同じものです。もしも、陽性反応が出た場合は高い確率で妊娠していると判断することができます。

 

妊娠検査薬は、排卵日から2週間から3週間目に妊娠の事実がある場合には、陽性反応が出るように作られています。しかし初めのうちはhCG分泌量が少なくて反応の印が薄いというように妊娠しているのかどうかを判断することができにくい場合があります。hCG分泌量の目安からすると妊娠2週では0.2mIU/mlです。それに対して3週では20〜50mIU/ml、4週では200mIU/ml、5週では1000mIU/mlというようにだんだんと増えて行きます。

 

hCG分泌量が「50mIU/ml」以上になれば陽性反応がでるようにと市販の妊娠検査薬は通常では設定されています。「50mIU/ml」というのは、妊娠3週の終わり頃で生理予定日頃から、陽性反応が出るといった人が多いのです。けれども、これはあくまで個人差があります。そのため生理予定日1週間後の検査が確実だということなのです。hCGは受精卵が女性の体内のどこかに着床すれば分泌されていきます。そのため科学的流産や子宮外妊娠などでも反応してしまいます。正常な妊娠週の状態よりこの数値が低ければ赤ちゃんがきちんと育っていないため流産している可能性が出てきます。