妊娠検査薬の使用時期

妊娠検査薬の使用時期ですが、一般的には生理予定日の1週間後(妊娠5週目)以降が望ましいとされています。生理予定日とは、前回の生理開始日に生理周期の日数を加えたものです。

 

妊娠検査薬で判定の基礎となるhCGは、女性が妊娠すると直ちに作り始められるホルモンです。妊娠初期においては徐々に尿の中に混入していくため、判定に十分な量となるまでに時間がかかります。多くの妊娠検査薬のhCG検出感度50IU/Lだと、妊娠5週目以降になると99%の確かさで判定ができます。少数ですが検出感度25IU/Lのものもあり、生理予定日当日(妊娠4週目)以降に使えます。

 

しかし、50IU/Lの検査薬でも生理予定日1週間後以前に判定ができないとは一概には言えるものでもありません。尿の中にはhCGが混入してきているため、生理予定日、またはそれ以前でも妊娠反応が出ることがあります。妊娠は精子が着床したときから始まっているので、生理予定日を基準にすると多少のずれが生じます。

 

しかし、妊娠検査薬での判定結果は女性にとってとても大きな意味を持つものなので、確実な検査のできる日、すなわち、それぞれの妊娠検査薬に定められた日以降の検査をお勧めします。そして、陽性反応が出た場合、必ず速やかに産婦人科を受診してください。

 

生理の周期が不規則で生理予定日がわからないという女性は案外多いものです。そのときは、大体の目安において、セックスした日+3週間後と考えてください。陰性だった場合でも、必ず日をあけて再検査をするようにしてください。